32系
●32系とは● 湘南電気鉄道の開業に焦った鉄道省は、
横須賀線に快適な高速電車を製造することにした。
1930年から1932年にかけて製造され、一挙に電車運転に切り替えた。
●特徴● 2扉クロスシートの設備を備える。付随車・制御車に20m車体を採用。
電動車は重量の懸念もあって17mとされた。
●歴史● 1930年から1932年にかけて製造。
戦時中、電動車は3扉、付随車・制御車は4扉に全車改造し、63系に編入する予定であったが、
結局付随車の一部にとどまった。
1960年中頃までに飯田線・身延線などに転属。
1959年の改番で電動車はモハ14形になり、低屋根化も施工されたが、
制御車・付随車よりも先に廃車が進められた。
飯田線に残ったクハ47009はさよなら運転に充当され、1984年に廃車され、32系が消滅した。
●資料室●
モハ32 17m2扉クロスシートの電動車の形式
サロ45 戦前製20m2扉クロスシートの2等付随車の形式

サロハ46 関東用20m2扉2・3等合造車の形式

クハ47 切妻20m2扉の制御車

サハ48 戦前製20m2扉の付随車の形式

クロ49 普通列車への増結用貴賓制御車の形式

サハ45 戦前製20m2扉付随車

サロハ66 戦前製便所付き2・3等合造車の形式



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